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1. Until the Quite Comes / Flying Lotus
2. Mala in Cuba / Mala
3. Home / Nosaj Thing
4. Release / Pangaea
5. fragments / submotion orchestra
6. da mind of traxman / traxman
7. Pink / Four Tet
8. New Epoch / GOTH-TRAD
9. 1st ascesion / V.A.
10. アラゲホンジ / アラゲホンジ
その晩、ホテルの一室で中村はユカタ姿で踊り、私と森山はデタラメ三味線と長唄をやっていた。出し物が最高潮に達しつつあった時、一人の見知らぬ男が踊りながら入って来たのだ。一同驚きながらも続けるうちに、この男は中村のかぶっているカブリモノ(それは籐椅子の底が抜けたものだった)を取り上げてしまった。それを自分がかぶり、あるいはツヅミのように小脇に抱えてたくみに舞った。それは、われわれの知る中村の踊りよりもさらに一段と磨きのかかったものに見えた。この時になってわれにかえった中村は、大声で男の無礼を咎めた。デタラメの朝鮮語だ。
「タレチョネン イリキテカ スミダ」
するとわれわれが予想もしなかったことが起こった。男がやはり同じ言葉で、しかも、どう聴いても三倍は流暢に返事をしたのだ。
「ヨギメン ハッソゲネン パンチョゲネン パンビタン ピロビタン ウリチゲネンナゴスミダ」
後に二人は互いに「ヨギメン友達」と呼び合うようになったが、その最初の記念すべき会話がこうしてなされたのである。これから朝まで、二人はあらゆる分野(物真似、顔真似、デタラメ会話、馬鹿踊りetc)で渡り合い、互いにゆずらなかった。
(中略)
朝も白々と明けた頃、この黒ブチ眼鏡に白ワイシャツ、黒ズボンにズック靴の男は、急に真面目な顔になり、ではと言って帰ろうとした。ドアへと歩いてゆくその後姿に向かって、最早ユカタもはだけ、パンツもずり落ちている中村が呼びかけた。
「失礼ですが、あなたのお名前は何とおっしゃるのですか」男は立ち止まり、ドアに手をかけたまま、こちらを向いた。
「モリタです」中村は走り寄り、二人は抱き合い、再開をちかった。
“Shift” by Aakash Nihalani
Title: RGB
Artist: Mathew Lucas
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